0017 江戸川 リュウオウ (57/58)
今日何度目だろ。名前呼ばれて振り向いたの。
振り向いた先に、変わり果てた知り合いの姿がいたのは。
公園の出入り口には、2人の女子高生が立ってた。
1人はイチゴみたいなシルエットの女。
特徴と一致する。北ミナミだ。
そしてもう1人は。
葛飾ジュリア。
「ジュリア」
「ジュリアだ」
ジュリアは今にも倒れそうな体勢を、北ミナミに支えられて立ってた。
「おいおい大丈夫かよ!」
タイジュとゼロがすぐに2人へ駆け寄る。
けど僕はその場に立ったまま、様子を見てた。
ジュリア。
ジュリアだ。
姿を見ただけで、僕は嬉しさで泣きそうになる。
けど一方で、もう1人の僕が僕の感動をせき止め、冷やす。
生まれた疑問。確かな疑い。
こいつは本当に僕の奴隷のジュリアか?