0017 江戸川 リュウオウ (48/58)
それにさっき僕がSCMを着けた時、反応が一切無かった。
やっぱり、そうだ。
よぎった答えに気付きつつも、僕はゲッコウに質問を続けた。
「ジュリアの居場所は知ってる?」
「いや 我は知らない」
ゲッコウは砂場に立ったまま僕の問いに答えてく。
ナスカとゼロは砂場の鉄枠、僕と横並びに座っていた。
「マリアは何者?」
「実は よく知らない」
「は?」
「会った事あんだろ?」
あの黒ベールを思い出す。
顔はまったく分からなかった。
「会ったのは1度だけ それまではほとんどメールのやりとりだった」
メール。
こいつも会ったのは、さっきので2回目か。
「待ってよ どうやって知り会ったんだ?」
「ネットだ」
ナスカの疑問にゲッコウはそう答えた。
「んだよ 出会い系でちゅか」
「ふんっ 我は あの方の美しさしか知らない」
顔と連絡先は知ってるか。