0017 江戸川 リュウオウ (46/58)

「ファアアア!!」



興奮したゲッコウの奇声。



タクシーの後部座席には1人の女が座ってた。



女と認識したけど、そいつは黒いベールで顔を隠し、見せてきた手にも黒の手袋。



まるで、これからお葬式にでも行く様な黒装束だった。



「まっ マリア様ああ!!」



「あいつが 」



あいつがマリア。



けどマリアを乗せたタクシーは、そのまま走り去ってしまう。



「あいつ ずっと近くで監視してたんか」



ゼロの発言の通り、今までも近くにいた可能性が高い。



「ていうか何だよマリア様って まだ様付けんのか」



ゼロはゲッコウにそう続けた。



「マリア様はマリア様だ」



マリアを未だに崇拝するのは、ゲッコウとマリアがSCMの作用無しでの主従関係だからか。