0017 江戸川 リュウオウ (44/58)

けど、棒が倒れていったのは明白だった。



掻き込み過ぎた砂の後に、音も無く倒れた棒だけが転がる。



明らかにゲッコウの負けだった。



「鳴った」



ゼロがポツリと言う。



勝敗のカチカチが鳴ったんだ。



「勝つ気 あったの?」



「ッハーーーー!!畜生おおお!」



ゲッコウは泣きわめき、その場に膝を着いて、青空に向かって祈る姿勢を見せた。



「申し訳ありませんマリア様あああ!!」



テンションが高すぎて、こいつのやる気がよく分からない。



勝負は先行のゲッコウ1回目で、あっさり着いた。



拍子抜けにも程がある。



欲張りバカのゲッコウの負けだ。