0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (63/79)

ブオォ


スピード、早くない?っていうか、運転席の人、誰?


中央さんじゃない。


他人の、関係無い人の車かと思った次の瞬間。


キィッ!


ジュリア達の目の前で、車が止まった。


「へっ?」


ガチャ


中からシャカシャカした光沢のあるスカジャンを着た、サングラスをかけたおじさんが。



「へっ?いや きゃっ!」



いきなりジュリアの肩を抱き寄せて、車に乗せようとした。



「きっ!いやっ!」



ニコニコしたツバキ先生の顔、ニヤニヤした北ミナミの顔。



「何!何なの!」



無理矢理、車へ乗せられる。何これ!どうなってるの!?ジュリアは必死でスカジャンの男から離れようとした。



「入れよ!」



ドンッ!



けど抵抗するジュリアを、北ミナミが押してきた。