0016 葛飾 アンジュ 蝶 編 (42/79)
興味が無い?ジュリアのテンションがガクンと下がる中、フジコ先生は話し続けた。
「私はね 今まで 好きか嫌いか やりたいかやりたくないかで動いてきた」
超自己中だけど、今までの彼女の行動を考えれば頷ける。
「だから自分の興味や欲望のまま動いて 他人を巻き込んで竜巻みたいに暴走してきた」
フジコ先生は深呼吸をしてから続けた。
「SCM所有者のほとんどがSCMをきっかけに 欲望を爆発させている連中でしょ 多分リュウオウや大田ユウガがその典型よ」
確かにみんな、普通の神経じゃない気がするけど。あ、リュウオウ様は別ね。
「私を含め みんな一時的にでも誰かの主人になって 目立って見えたでしょ?そういうタイプがSCMの勝負において上へいくの」
フジコ先生は腕をほどいて、爪の先を自分の唇に当てた。
「だから興味の無い 何も考えていないノーパンキャバ嬢のあなたなんか 眼中に無かった」
さりげなく酷い事言ってる気がする。
「けど新しく分かったのは SCMを手に入れてこそ 新たな自分を開花させて劇的に変化していく人間もいる」
開花?劇的に?
「杉並ルシエは悪い例だけど あなたはいい例」
ジュリアも。確かにSCMで変わった。フジコ先生、気付いてたんだ。
「それに もしかしたら エイアって子や 彼も」