6日目 (8/13)
兄「えっ、と、ひかり?」
『は?(^ω^)
なんですかもう貴方には用は無いんですけど。てゆうかその汚い手離せっつってんだよ聞こえてないの?その耳は飾りですか?もしもおーし?」
あーこれもう完全に頭キタ☆
きっと今までの怒りなんて可愛いもんだったんでしょうね。うふっ
『私は貴方のようなクズは大っっ嫌いだし、もううんざりしてるの。分かる?頭良いんだから分かるよね?ねえ?』
兄「あはは!分かるぞ。俺のことが大好きなんだろ?」
『なんも分かってないじゃんやっぱバカだろ実は』
兄「バカはお前だひかり。
なんで?あいつらと一緒にいるのが楽しいのか?ただの無表情ロボットと口悪いクソガキじゃねーか」
『うっ、言い返せない…』
「「いや言い返せよ/してよ」」
あ、ハモった。
ごめんね2人共ほんと謝る。
ゴメンナサイ
兄「俺は実の兄貴だし
頭も良いし、顔も良いし、スタイルも良いし、スポーツも出来るし、人気も支持率もあるし、話も面白いし、
何が駄目なんだよ!何が不満なんだよひかり!!」
『えっ、
なんかもう生理的に無理』キッパリ
兄「…うぐッ!
い、1番傷付く台詞だぞそれ!!」
ガクッと地面に手をつく、なんだか無様な兄の姿。あの威厳ある自信満々の兄には到底見えないな…
『貴方には…たくさんの大切なモノを奪われて、そして傷付けられてきた。
もう嫌なの。貴方が私を溺愛している理由は微塵も分からないけど、
私は…”お兄ちゃん”としか思えない。貴方のことを。
ずっと我慢してきたけど、たくさん…気持ち悪いことも。
でも、もう限界だから』
初めてきちんと自分の気持ちを打ち明けたと思う。
怖くてずっと逆らえなかった。
私の世界では兄が全て中心だった。
兄に逆らうことは死を意味するようなものでいつもビクビクして生きてきた
生きてきた…けど、
自殺をしようって決意したあの日から不思議と何もかもが怖くなかった。恐れるものがなかった。あの兄でさえ。
”死ぬ気になれば どうとでもなる”
誰かが、
前にそんな事を言っていたっけ。