4日目 (27/27)
蓮見パパ「よいしょっ…
って重い!」
うんしょうんしょと、昴さんを運び出そうとしている蓮見パパ。
えええ、待っ、ダメ!!ダメだ!
『待ってください!
回収するって…あの、昴さんはどうなるんですか!?』
蓮見パパ「えっ?そうだなあ。スーパーコンピュータの部分だけ取り出して」
『ダメです!そんな事したら昴さんは…』
蓮見「昴は消える。
元々ショートしているんだからデータはないだろ、俺とかブスとかの…一緒に居たときの事とか」
蓮見パパ「うんうん!
そうゆうことだから、この本体だけあっても邪魔なだけなんだよ!だから回収しとくから…」
蓮見「普通だったら の話だ!早まんなよクソ親父!
まだ分かんねーからとりあえず回収はすんな。元々は俺が創ったんだし、どうにかしてみるから」
『蓮見くん…!
ブスしか言えないただの嫌味なカス人間かと思っていたけど実は良い人だったんだね!』
蓮見「殴られたいの?」
蓮見くんのことだから
あー回収しといて邪魔だしな、
これでようやく好き放題やれるぜー!
とか言って清々しい顔をするんだとばかり「おいブス俺を何だと思ってやがる」
蓮見くんの提案に
うーん…と唸り、賛成出来ないといった様子の蓮見パパ。
『私ごときが言える立場じゃないですけど…蓮見くんに、昴さんを任せては貰えないでしょうか?
こんなんだけどきっといざ!って時には頼りになると思うんです!こんなんだけど!」
蓮見「おい。どうした今日!
今まで実はブスブス言われて相当怒ってた!?なあ!!」
蓮見パパ「…ん~そう言われてもねえ」
『お願いします!どうか!この通り!』
昴さんならきっと大丈夫。
私達のこと、忘れたりなんかしないでしょ?
僕を誰だと思ってるの。っていつもみたいに清々しい顔して言うはず。
だから目を覚ますって、信じていますからね私!!
蓮見パパ「じゃあ、あと3日。
あと3日間だけ目をつぶるから!それまでに元通りにならなかったり、危険な存在だってこちら側が判断した時点で回収するからね!いい!?」
蓮見「分かったよ、それでいい」
『ありがとうございますっ!』
自殺するまであと4日
(俺が創ったんだから
俺が直せないワケないだろ)
(期待しております隊長)
(ブスに期待されてもな)