4日目 (10/27)



こんっっっな美少年を楽しませる素敵ガイドをしろだなんて…!


私には荷が重過ぎる。








昴「星がよく行くところがいいなぁ」


『…私がよく行くところですか』







学校帰り


兄は帰りが遅い(どうせ友達と遊んでいるんだろう)

その時間は私の唯一の自由時間だから街中をフラフラ歩くことは多い。でもぉぉおお!!







『昴さんが楽しいって思うかは…保証できませんからね!?』



昴「そ、そう言われると逆に気になる」



『ちょっ!そんなキラキラした瞳で見ないでええ!!

ハードル上げられても困りますからっ』











***



「お待たせしました~!

スペシャルバナナDXカスタードクリームです」







クレープ屋さん



そして、ここのクレープ屋さんで1番人気のクレープ。それがこのスペシャルバナナDXカスタードクリームである。とにかくボリューミー!








『はいっ!昴さんの分です!』


昴「ありが…って大きいよ!

しかもバナナもクリームも激しくはみ出てるんだけど!」


『このはみ出し具合が良いんじゃないですか!ったく、これだから素人は』


昴「なんで急にそんな偉そうなの


『ああもう!いいから!とりあえず食べてみてくださいよ!!』


昴「…い、いい。僕はそんなに食べ物は」


『つべこべ言わずに!!!はいっ』


昴「…んむっ!」








なかなか受け取らないクレープを昴さんの口に突っ込み、ほとんど無理矢理食べさせた。ごめんなさい。








『美味しいですか?』


昴「……」



『ま、不味かったですか!!』



昴「星うるさい!

今味わってるの!ちょっと静かにしてて」







もぐもぐ、と確かに味わっている昴さんてゆうかもぐもぐとか可愛い過ぎますけど萌え殺す気ですかああもう!!




そのままごくん、と喉を鳴らし胃の中へ。食べた。食べたよね?








『どうでした!?』







感想。

早く聞きたいワクワクする。










昴「…甘い」


『ですよね!

めっちゃ甘いですよね!』


昴「初めて食べた」


『それでそれで!?』


昴「えと…美味しい、と思う」


『良かったあああ!!

私、クレープ大好きなんですよ!
だから昴さんが美味しいって言ってくれて今すっごく嬉しいです!』






わーーっ!!

まずは第一試練クリアかな!



良かった、食べないとか言って無理矢理食べさせちゃったけど良かったああ