4日目 (1/27)
自殺宣言から4日目
昴「ほら、起きて」
昨日は疲れ過ぎて、昴さん蓮見くんの住むあのカフェで私は8時には爆睡。
いやいや、早い。
そして早朝6時、私は昴さんに叩き起こされ身支度を済ませておいてねと言われ、まあ済ませたワケですが(制服なんですけどね)
ゆっくり準備をしても、そこまですることがないので現在6時半。
早い早い早い!!
昴「朝食。
準備しておいたから」
『えっ、作れるんですか!?』
昴「僕を誰だと思ってるの」
ある程度のことなら何でも出来るよ、なんてサラリと言ってしまう昴さんはかっこいい。
『こ、これはッ!!!』
クラスの女の子たちが写真を見ては
いいなあ~~超可愛い~~とはしゃいでいた例の…!!
昴「フレンチトーストだけど」
フレトーだとォォォ!!!
しかも
フルーツ&メープルシロップ
フルーツは
イチゴにブルーベリー、そしてバナナ。
メープルシロップがふんだんにフレンチトーストにかけられていて
更に生クリームが添えられている
お洒落過ぎです!!
そして見た目も可愛い過ぎます!
『んんーッ!美味しい!
昴さんすっごく美味しいです!』
昴「そ。なら良かった」
味まで文句無し。何これ何これなんでこんなに美味しいの!!プロフェッショナル!!
あああ手が止まらない。顔のにやけもおさまらない。はぁ、幸せだ…!
昴「そんなに頬張らなくても誰も取らないから。ゆっくり食べなよ」
『すみません!でも、美味し過ぎて手が止まらないんですよ』
パクパクと口いっぱいにフレンチトーストを頬張り、幸せを噛み締める。
やみつきになりそう!
昴「ふっ、あはは!
フレンチトーストだけで、そんな幸せそうな顔しちゃって。変なの」
『わ、笑わないでくださいよ!』
昴「ごめん…でも、ふふっ。
食べてる時の星の顔があんまり面白くて」
『えっ、それは軽くショックです!』
昴さんってこんな風に笑うんだ。
笑った顔を見られたくないのか口を手で抑えて、大きな瞳をきゅっと細めて
笑顔、なんだか可愛いなあ。