2日目 (4/10)
何故!!
何故この雰囲気で笑ったよ蓮見くんんんんバカなの!?バカなんだね!?
蓮見「ブスの兄ちゃ…七瀬。
お前、よーーっぽどこのブスがお好きなようで」
兄「は?何言ってんだ」
蓮見「え?違う?
みんなに、”ブスには話しかけるな”なんてルール決めてさ。
それって自分以外のモノになるブスを見てらんないからだろ?シスコンも大概にしろよきめー。
妹だから可愛いく見えるのかもしんねーけど!こいつ!まじブスだからな!」
兄「は…はあッ?」
いや、まじで。と蓮見くんは念を押す
兄にここまで言える人なんて見たことなかったから凄い…でも、
『そんなに…そんなにブスブス言わないでよ!メンタルやられる!!!本気で!!』
蓮見「本当のことを言ったまでだから俺は悪くない。1ミリも悪くない」
『ムキィィイイッ!!』
はっ…、
また私、蓮見くんと喋ってしまった。しかも兄の目の前でとか…
兄「…蓮見洸太…す、蓮見…こ…」
あれ、なんか、独りゴト言ってる…私が蓮見くんと話しているところ見てなかったのかな?
兄「おい、蓮見。
俺を怒らせたら怖いってこと、明日からじーーっくり教えてやるから…な?」
蓮見「そりゃどうもご親切に~」
兄「…チッ、」
し、舌打ち…!
やっぱり兄の逆鱗に触れちゃったんだ!
もうダメだ。
私はともかく蓮見くん明日から大丈夫なんだろうか…。
絶対に酷い目に遭わされる…。兄はどんなことだってやる奴なんだから。