2日目 (2/10)
『なんでしょうか。出来れば手短にお願いしたい』
兄に見つかったらヤバイ
兄に見つかったらヤバイ
兄に見つかったら…
また昨日の夜みたいなことをされる…。
冗談じゃない。いくらあと6日で死ぬからとはいえ、嫌だ…絶対にもうしたくない…。
「同じクラスなんだから名前で呼べよブス。転校生くんとか、キモイ」
『…名前が分からないデス』
「はっ!?
先週自己紹介しただろうが!教卓の前で!話くらい聞いとけよブサイク!顔面崩壊妖怪女!!」
『いよいよ妖怪とまで言われるのか私は』
昨日初めて喋った相手に…よくもまあここまでブスブス言えるもんだ。ある意味で尊敬に値するよ(^ω^)
「うわ~…無いわ。ほんと無い」
『ご、ごめんなさい』
「ま…俺優しいから、特別にもっかいだけ言ってやる。
蓮見洸太(ハスミ コウタ)
今度”転校生くん”なんて呼んでみろケツ蹴り上げるからな」
『ケツ…?
いやいやセクハラだよそんなのー』
蓮見「お前にセクハラするくらいなら動物園のゴリラにした方がマシだわ気持ち悪い」
『やっぱりゴリラなの!?
ゴリラがステータスなのッ!?』
蓮見「ウホウホ言うなってば!!分かんねーの!俺、人間だから!!」
『私も人間だよ!!』
「うるせー!全身ブス!!」
『新しいいいいい!!!』
ツカツカ、
え?
ツカツカツカ
あっ…これは、やば、
ツカツカツカツカ…。
ピタリ、
い…嫌な足音が…
私の真後ろで止まっ、
兄「ねえ、
何してるの?ひかり」
『The.end』\(^o^)/