企画課の噂の問題児 (11/11)
鷲宮「・・・・・・・・・・・・」
うっわぁ....どうしよ。
何だろあの人、怖え~・・・・。
「あぁぁ!!俺っちは!何で!こんなにバカなんだぁぁぁ!!壁に頭ぶつけて死んでやるううう!!」
鷲宮「・・・・・・・・・・・・」
無視無視.....。
変な奴には関わらないのが一番....。
「あ!ちょっとそこのお姉さん!!ねぇねぇ、俺っち死んだ方がいいかなぁぁぁ!!」
鷲宮「・・・・・・・・・・・・」
向こうから絡んできたあああああああああ。
ん!?しかもコイツ、よく見たら下だけスーツじゃねぇ!
ただのスウェットだ!!
鷲宮「あ、あはは.....悪りぃな。私急いでるから....」
「ちょっと待ってよぉ!鷲宮さん!!」
鷲宮「いや、だから..........ん?」
鷲宮さん.....?
何でコイツ私の名前知ってんだ?
胸にネームカードも付けてねぇのに....。
鷲宮「おい、お前。何で私の名前知ってんだよ。どこの課だ?」
「ああああああああああああああああああ!!」
鷲宮「今度は何だよ!!よく泣く奴だな!」
「余計な事喋っちゃったああああ!他の課の人と喋るなって言われてるのに喋っちゃったあああ!俺っち死ぬうううううう!」
鷲宮「は?おい、誰に言われたんだよそんな事」
「やめろよぉ!俺っちに話しかけてくるのやめろよぉ!!喋っちゃダメなんだよおお!!」
鷲宮「話しかけてきたのお前だろ!!・・・・ったく。私は今急いでんだよ。営業課に書類を持って行かなきゃならねぇんだ」
その男がなぜ号泣していたのか私は知りたかったが
仕方無く下半身スウェット男に別れを告げ、営業課を探しに私は歩き出したのだった。
「・・・・鷲宮さん....ね。うんうん。よし、俺っちは大釜さんに連絡しなくちゃな」