よんよんよん。 (19/19)
「ルルちゃんでーーーーす!」
私よね.....?
「やったー!勝った!」
嬉しくて思わず叫ぶ。
そっとススを見てみると
ポカーンとしていた。
そして、
「こんな審査無効よ!
絶対私が勝ったんだから!
私の歌声は神よ。
神なのよ!」
こんなことを叫んでいた。
今までぶりっこしてたのに
いきなりの豹変ぶりに
みんなドン引き。
あの子ばかなの?笑
「スス。芸能界を引退しなさい。
そして二度と私の前に
現れないで。」
ニコっ
私は今までで1番の笑顔を
ススにみせた。
「あ....ありえない!!」
そう言ってススは逃げて行った。
ざまあみろ。
「どうして勝ったんだと
思いましたか?」
司会者が私に聞く。
「運命です。」
私は答える。
だってね......?
花純に頼んでおいたの。
「ねえ。歌勝負では
もちろん私に勝たせてね?」
「わかったわ。」
私が勝つようにってね?
まあ私の方があいつより
歌がうまいのは知っていたわ。
でも....もしもの為よ。
そうもしもの。
ふふ。
私ってば本当性格悪いわね。
大丈夫よ。スス。
私、あなたの分まで歌手
頑張るわ。
だから応援よろしくね?