よんよんよん。 (5/19)





数十分後、事務所についた。


ガラっ

「あの、何があったんですか?」

走ってきたから息が
少しあがっている私。


「実は....マスコミの間で
あなたが今期待の星の
ススちゃんをいじめてるって
いう情報があるみたい。
ススちゃんもすごく人気だから
あなたの歌番組とか
減るかもしれないわ。」


事務所の社長から
耳を疑う言葉を聞いた。




なんですって?

私があのブリブリ女をいじめた?

昨日会ったばかりよ!


誰がそんな情報
ながしたのよ。むかつく。

それと歌番組が減ったら
私の居場所が減っちゃう。

それだけはだめ!


「私、やってません!
昨日初めて会っての今日ですよ?
誰がそんな情報流したんですか?」


「実はね
ススちゃん本人情報みたいなの」


は?
あいつ?
なんなのもう。


私は気づかないうちに
事務所のドアからでていた。






足は勝手に向かっていた。

そう。あの場所に。







ススの事務所に。