あなたが第二号です (15/15)
パァァァァァァァァーーン
黒い光が俺を覆う。
あの花純っていう女の子が
俺の前に現れた。
「今回の試練ご苦労様です
あなたは条件の‘‘ほっとく’’を
クリアできませんでした。
なので‘‘両親と絶縁し2度と会わない’’という望みは叶えられません。
残念でしたね。」
「あれは仕方のない事
だったんだ!
もう一回だけチャンスをくれ。」
「夢ゲームは人生で一度切り。
成功したら幸せな未来が、
失敗したらの先地獄よ?
これから地獄でも頑張って?」
花純は消えた。
「お兄ちゃんどうしたの?」
「大丈夫だよ。よかったな。
根性焼きされなくて。」
「何言ってるの?お母さん
タバコ吸わないよ?」
え?
たし....かに。
俺たちの母親はタバコを吸わない。
あれは俺を試す夢だったんだな。
ちくしょう。
「おい!2人とも山いくぞ!」
「なんでだよ!」
「なんでかって?
行ってのお楽しみ。」
「お兄ちゃん....怖い....。」
俺達はこれからも
この女から
ノガレラレナイ。