あなたが第二号です (2/15)





「たっだいまぁ~♪」

まだ昼間だというのに
酒を飲んで酔っ払っている母親。


「ほら、靴をぬぐんだっ」

そう言いながら母親の
面倒をみる父親。



「あれぇぇ?
私の大好きな桜ちゃんは~?」

そうとう酔っ払ってるのか
フラフラしながら
俺のところへくる。



「あ...あぁ。
桜は友達と遊びに行ったよ。」


俺がそう言ったのと同時に

「なんだってぇぇ?
私の許可なしに遊びに行ったの?
あいつは。」


やばいやばいっ
桜があぶない。


「あ、なんか
お母さんと遊びたいけど
仕方ないって言ってた。
いつも仕事大変だからってさ」


そう言い母親の機嫌を直す。



「まぁなんて優しい子なの。
帰ってきたらチューしちゃお」


えへへへ~


そしてそのまま布団へダイブ。



よかった。
今日は殴られそうにないぞ。