6人目の人はどんな人? (29/38)





「いっらしゃいませー」



定員さんが顔をあげたとき
とても驚いた顔をした。




「せ...せんせい....」


その定員は敬太君。
私を見るなり目を見開いていた。



「後で話したい事があります。
このあと大丈夫ですか?」



驚いている敬太君に
そっと伝えた。




「....大丈夫です。
あと10分後にあがれるんで
外で待っててもらっても
いいですか?」



もう終わりだとでもいうように
ガッカリとした顔で
私にそう言った。





なぜかというと私達の学校は
校則でバイト禁止だから。

バレたら親の呼び出しと
一週間の部活禁止。


私にバレたことで
終わりと思っても当然の事。





私は10分間、
外で寒い思いをしながら
敬太君を待っていた。





「寒い中すみません。
どこか寄って話しますか?」


敬太君と私は近くにある
カフェに寄った。





「敬太君、いつからバイト
してるんですか?」


敬太君はやっぱりバイトの話か。
と観念したかのような顔をした。


「バイトは1ヶ月前からです。
友達に誘われてやりました。」




「なぜバイトを始めたんですか?」



「やっぱりそこも聞きますよね..」


今度は顔で表すんじゃなく
言葉で表す敬太君。




「実は......」


敬太君の話に私は衝撃をうけた。