6人目の人はどんな人? (13/38)





「先生の知らない所で
みんな苦労しているの。
SOSもだしてるの。
だけど気づかない。
自分の事ばかり気にしてて
みんなを見ていない。
これが先生って言える?」



ズバズバいう相沢さんの言葉は
容赦無く私に突き刺さる。




「ごめんなさい......」



「みんなそれに気づかないから
先生の事を嫌っているの。
潤一君はみんなの味方なのよ。」



潤一君が?
いつも私を困らせていて
みんな怯えてるあの子が?

相沢さんの言葉を聞いて
私は自分は馬鹿だったんだと
とてもとても後悔した。






「でも.....私は、
先生の事嫌いじゃないよ?」




まるでさっきのグサグサくる
言葉が嘘のように
私に嬉しい言葉をかけてくれた。




「なんで....なんですか?」




思わず泣きそうになる私。




「だって先生頑張ってるもん。
みんなの先生に対する
嫌がらせは間違っている。
先生は真剣なのに。」




相沢さんは下を向く。




「先生、これからだよ?
頑張って。
ううん、一緒に




頑張ろう?」




相沢さんは笑った。



相沢さんのその言葉に
その優しさに
その笑顔に
少しだけ救われた気がした。