第2章 (11/21)
携帯のロック





教室に入るいっせいに
俺を見る。

「栄介!学校きてよかった」


予想外の言葉だった。

他のクラスのやつらと
一緒で俺を可哀想って
いうとおもっていたから。


「あ、うん。」

「俺ら気なんてつかわねーからよ!瑠花戻ってくんのまってよーぜ?」

「…そうだな…」

瑠花が自殺したってきいたとき
俺は涙が出なかった。

でもなぜか今涙が…

一人で抱え込もうとしてて
でもクラスのやつらは
違った。

俺を助けてくれた。