第6章 (9/11)
真実
「その後別れたあとからlineしてもかえってこなかったからまさかとおもったそのまさか。」
「あなたは自分のしたことをわかっているんですか?二人の命を奪ったんです。俺は絶対に許しません。」
「…わかってんだよ…そんなの」
「え…?」
瑠偉さんは泣いていた。
「こんなことしたって瑠花が悪くないことぐらいわかってんだよ。なのにあの母親が…どうしても許せなかった。あいつの幸せを壊したかったのに…」
瑠偉さんの目的は瑠花の幸せを
壊すことじゃなく母親への
復讐だった。
さっきまで怒りがとまらなかったのに
瑠花のおかあさんに
怒りがわいてきてしまった。