第6章 (2/11)
真実



準備ができたから
家を出て地下鉄にのり
むかった。

「後…30分か…瑠偉さんはどんなひとなんだろ…」

自分の中でイメージをしていた。

きっと母親に捨てられたから
ひねくれたかもしれない…

髪は金髪…ピアスは無数…
なんていい表せないいかつい顔…


そんなイメージを膨らませながら
待ち合わせの場所へとついた。

「栄助…?」

後ろを振り向き

「瑠偉さん…?」

「そう。菊澤瑠偉。」

ついに瑠偉さんと会った。