椎名書店
言えない陰 (4/13)
「興味本意で聞いたわけじゃない…心配だっただけだよ、それなのに……」
「椎っ…ちが…っ」
「…店戻るね」
千明を訪ねて見知らぬ男が来た。
まだ理由も知らないあの痣。
渡された携帯番号。
不安が駆け巡った。
ただ心配なだけだった。
"椎名にだけは知られたくない"
その言葉があまりにもショックで、千明の顔を見れなくなった俺は静かに階段を下りた─────
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