大阪府 (2/45)

「あ、夏実さん。偶然会うとか
珍しいですね。」

「偶然じゃないよ。
同じホテルだったの
気づかなかった?」

「え、そうだったんですか?
すいません…。」

「いいよいいよ。私も気づいたの
ホテル出るときだったし(笑)」


夏実さんが俺の前に来て
歩き始める。

ショートヘア、俺の顎くらいの背、
その後ろ姿がちづと重なった。



「ちづ…!」