ストーカーLevel1 (8/14)

そのとき、ふと教室に目を向けた美少年こと沖谷唯。


私とぱちっと目が合う。
一度前に向き直る。





そしてもう一度私を見た。
「あ…」と呟いて。


美月「えっ何」



っていうか、

女子たちの視線が痛い。
殺傷能力が異常。





美少年こと沖谷唯はハッとしたようにまた歩き出した。




「知り合いだったの?美少年と」

「いや、全くの他人、のはず」








なんだ!なんだよ美少年!

無駄にとばっちりをくらってしまったじゃないか!