もしもストーカー男が学校一のモテ男だったら

佳奈「あっ美月！よかったぁ、来ないかと思った」


美月「ソンナワケナイヨ」


佳奈「棒読みなんですけど」


沖谷「高橋さん(佳奈)こんにちは」


佳奈「こんにちはぁ」


美月「４人目は？」


佳奈「あぁ、たぶんもうすぐ来るy「よう」


『もうすぐ』って結構あっという間でしたね。はい。


佳奈「お、きたきた。こいつ工藤隆二(くどうりゅうじ)」


工藤「はじめま」


『して』を一体どこに置いてきた。


美月「…どうも」

沖谷「どうもー」


佳奈「じゃあ映画館行こっか。もうすぐ始まるよ」


佳奈が歩きはじめたので、私と沖谷もついていく。

工藤隆二は無表情で動こうとしない。


「ほら、隆二も行くよっ」


佳奈が工藤隆二をぐいぐい引っ張って歩いた。



さらっとした黒髪。
切れ長の瞳に長いまつげ、薄い唇。
きめ細かい肌。

かっこいいっていうよりも、綺麗と言ったほうがあてはまる整った顔立ち。



スタイルよすぎだろ……。
足の長さに軽く嫉妬ry


沖谷「大丈夫。人間、スタイルじゃないよ。中身だよ」





























美月「なぜだろう無性に腹が立つ」


しかもまた心読まれた。


沖谷佳奈「ｗｗ」

工藤「…………」
















工藤隆二は笑わないし無表情で感情が読み取れない。

工藤隆二って、どういう人なんだろう。