ストーカーLevel4 (5/8)

「そういえばさ、さっき冷蔵庫の中見て思ったんだけど」

「え、何」

「なんで肉とかが置いてないの?てか毎日何食べて生きてるの?」

「高いじゃん」

「?」

「肉、高いじゃん。高級食材」

「…そ、そんなに高かったっけ…」

「嘘」

「嘘なのかよ」



…なんだ、この会話←



「なんか肉って焼かなきゃいけないじゃん?私、料理とかめんどくさいから野菜も生でかぶりつき」

「うわーかっこいー男らしー」

「棒読みありがとう」

「いえいえそんな」

「いや褒めてねーから」
美月たんはそう言いながら、ゴホッと咳をした。

まだ、やっぱり辛いんだ。
俺がいるから、無理させてんのかな。




「最初よりは気分良さそうだけど、まだ横になってなよ」


沖谷side・終