ストーカーLevel3 (8/9)

「美月さむいーあたためてー」

冬も本格的になってきました今日です。
私は冬でも風邪なんてひきません。そう、天才だから。



in お昼休み。



「さあこの胸に飛び込んできな」

「胸wないくせにw」

「一発殴らせろw」


はあ?人並みくらいはあるし!


…と心の中で叫ぶチキンな私。




すると空からふわりと。

「っあー!雪ですよ美月さん!」

「ほんとだ。てかなぜ敬語w」

「雪!ハァハァ」

「落ち着こうか」

「外行こう!外!」

「やだよ、寒い」

「若さがないねえ、お嬢さん」

「大人の魅力かなっ★」

「ごめん、ひいた」




…ひかれた(´;ω;`)




「美月た…青山さん!」

ってそれもうほぼ名前言っちゃってますけど。

「何」

「雪だよ!雪降ってるよ!」

「知ってた」

「外に行こう!」




「…真理子ー仲間がいたよw一緒に行ってくれば?」

「お!沖谷くんまだまだ若いね!」

「じゃあ一緒に行こうよ」

「いってらー」

「美月もくればいいのに」




そう言いながら、2人は校庭に走っていく。
校庭で2人が上を見上げてくるくると回って、顔を見合わせて、笑って、

























笑って…























あれ、どうしたんだろう。

胸がもやもやして(胸ないだろwとか言わないで)
























あいつを無性に殴りたくなった。