ストーカーLevel16 (10/25)

美月「……………」



身動き一つとれない。
状況の理解もあまりできていない。

とりあえず固まっている。
なすがまま、とはこのことだ。


工藤「なんか安っぽい昼ドラみたいな展開でごめん」



数分後にやっと工藤くんが口を開いた。

無駄に渋い声でシビれた。



美月「いやいや滅相もないっす…」



工藤「あーあ、でも、ずっとこうしていられる距離にいきたかった」



美月「いや…、はい、ありがとうございます」



工藤「さっきも思ったんだけど。ごめん、じゃなくて、ありがとう、なんだな青山さんは」



美月「っ、ごめんを使うべきなの?ほんとこういうことには疎くて…」