ストーカーLevel15 (13/21)
レジカウンターで受け取る工藤くんを見ながら、心の中には羨ましさが駄々漏れしています、正直。
そう考えていると、工藤くんが近寄ってきて、ニヤリと笑った。
工藤「生CDジャケット見る?」
美月「私は己の手で幸せを掴みたいから、我慢します……グハ…ッ」
工藤「それならカラオケ行こう」
私のオーバーリアクションはスルーされました、と。
美月「そ、そうだね行こうか」
少し歩けば、合流場所のカラオケ店にあっという間に着いた。
美月「どの部屋かな」
工藤「それがさ、さっきからメールしても返信がないんだよ佳奈から」
美月「え…?」
工藤「おかしいよな。携帯依存症のあいつがメールに気づかないなんてことがあると思うか?」
確かに佳奈の返信はリニアモーターカーと同じくらい早い。
電話だってまるで高級ホテルかのように基本3コール以内に出てくれる。
でもさっきまで、普通に。
工藤「あの、さっき女子高生きませんでしたか?こんくらいの背なんですけど」
スタッフに聞いてみるも、来てないですね~と返されただけだった。
佳奈…………?