ストーカーLevel1 (1/14)

「あ、ごめん真理子。私もう帰らなきゃ」



気づけば、もう9時を過ぎている。



「そうだね、もう遅いし送るよ。女の子がこんな時間に歩くなんて危ないから」



「いやいいわw逆に真理子が危ないってw」



小さい顔に、くっきりとした目鼻立ち、さらさらと流れた栗色の髪。



そう、真理子は美人だ。

女である私でも、ドキッとしてしまうこともある。



そんな真理子に送ってもらうなんて
逆にリスクが高まるだけ。



「女の子を送り届けるという大役を一度は果たしてみたいと思ってたのに」



「あー…うん」



…さあ、どこから突っ込もうか。
(性的な意味ではない)