推理~独身会社員~ (3/18)


その声は変声機を通したような声で男なのか女なのかもまともにわからない。



俺は急に流れ出したメッセージにその場で固まってしまった。



そんな俺はお構いなしにメッセージは続く。



『最近会社が大変みたいだね。夜遅くまで残業みたいだね。』


誰なんだこいつは。


なんで俺が残業続きなのを知っている。



いや、ただの当てずっぽうか?


頭の中をたくさんの予想が駆け巡る。



ただ一つわかるのは、こいつは今まで無言電話をしていたやつと同一人物である可能性が高いということだ。



無機質な声はさらに続く。


『あんまり無理しちゃダメだよ。あと、車には気をつけなきゃ。』



……え?



俺は金縛りが解けたように動き出し、カーテンを急いで開けた。



下には





誰もいない。


ただ薄暗い電灯が等間隔で立ち並んでいるだけだ。



メッセージはその言葉を最後に切れていた。


俺はただその場に立ち尽くした。



これは、ストーカー……だよな。