推理~学生~ (9/12)
次の日。
いつも通りの時間に学校に着いた。
そして階段を上がり三階の教室へ。
何だろう。
教室の回りにやけに人が集まっている。
私が雑踏を押し退けて教室に入ろうとすると、集まっているやつらの目が全て私に向いた。
なんだよ、気持ち悪い。
しかし、ギャラリーの理由もみんなが私を見た理由もすぐにわかった。
私の机に大量の落書き。
『死ね』
『殺す』
『キモい』
私は手に持っているカバンをパサリと地面に落とした。
ギャラリーはざわつき、クスクスと笑い声も聞こえる。
やりやがったな、みか。
私の怒りが沸点に近くなっている。
でも、キレちゃダメだ。
こんなことで…
「大丈夫…まい?」
後ろから微かに笑いながら私の肩に手を置いたのは
みかだった。
プツンッ
「ああぁあ゙あ゙アァあぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!」