～推理短編集～

私は学校が終わると急いで家に帰った。



もちろん、理由はただひとつ。



サイトを確認するためだ。




家に着いて部屋に入るとすぐにパソコンに電源を入れた。


そしてその間にスウェットに着替える。





着替え終わると、すぐさまサイトを開いてＣ組の英語のスレッドを見た。





やっぱり。

ヒートアップしてるなぁ。



あんたは馬鹿だよ、みか。



『今日親が沢田の体罰について学校に電話してた(^O^)沢田ざまぁww』



この文章がこいつがみかである証拠。



そしてハンドルネームは




マスカットさん。





私の愚痴を書いていたのもこいつだった。




ふざけんじゃねぇぞ。




私は怒りをあらわにしながら英語のスレッドからここだけの話のスレッドに飛んだ。




今日も私の愚痴が綴られている。





『今日も舞がキモかった(>_<)』


『同感。てか舞はこのサイト知らないの？』



『教えてないから大丈夫っしょw』




キモいっていうおまえがキモいよ、みか。



あんだけ友達ヅラしてたくせに。




まぁ私が見てないと思ってんだからそりゃ書きたい放題書くわな。


フフッ。

怒りを感じながらも少し笑えた。



知られていないと思って書いているこいつらが無能の馬鹿に思えたからだ。




ちなみに私はこのサイトをたまたま調べ物をしてる時に自力で発見した。



そして誰にも言わずに見学させてもらっている。




誰にも言わなくてよかったって初めて思ったよ。





明日はあんたを叩きのめすからね、みか。