さん (9/30)


『母、シャンプーない』

母「紘のシャンプー無くなるのはやくない?」

『あー……髪長いからちゃう?』

翼「髪切れ」

『それ葵に言いなよ(笑)』

葵「俺?」

『襟足長い』

翼「いつもやん」

葵「俺髪短かなったら変やろ」

『にしても長い』

葵「てかお前も俺に言えるほど短くないだろ」

翼「おれ?」

葵「うん」

母「母切ってあげようか」

翼葵「絶対嫌だ」

母「母以外に上手いで?」

翼葵「絶対嫌だ」

『で、紘のシャンプー……』

母「紘のシャンプー前買ったから棚にあると思うよ」

『棚?無かったよ』

母「え?……あ!まだあると思ったから上の方置かせた!!」

『ん~、取ってきて詰め替えよ』

母「紘の背で届かんと思うよー!」

『やってみな分からんやろー!!』







『いやこれ紘に取らす気ない……』

『やる前から届かんの分かる』

いやほんと置く場所可笑しいんですよ(笑)
棚とセットになってる洗面化粧台の棚においてるって言ってたので取りに行けば棚の最上段にありまして、手を伸ばしても背伸びしても届かんのですよ(笑)

『届かね~……』

葵「ちび」

紘が意地で手を伸ばしてたら現れたのは葵で、人が届かないの見てニヤニヤ笑ってました。いじわるです。
でも、紘が手を出してる後ろから手を伸ばしてサッと取ってくれました。

嬉しいような悔しいよなかんじです。
自分のすぐ後ろに立ってるとはいえ自分より遠くから手を伸ばしても届くのってむかつきません?(笑)
手なげーな!!おい!!


葵「はい」

『ありがと』

葵「俺がそのシャンプー頼まれて棚に置いたから届かんと思って来たんやけどやっぱり届いてなくて笑った」

『もっと低いところ置いてくれます?』

葵「いや」

『Why?』

葵「嫌がらせ」

『つら』