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葵と翼の喧嘩
部屋でゲームしてたら下が騒がしいので降りると、珍しく葵と翼が喧嘩してました。
どう見ても大丈夫じゃない方の喧嘩で、親は仕事で居なかったし稜ちゃん蓮くんは家を出て一人暮らししてるしで、2人のガチに怒った喧嘩を一人で止めようとした(無謀)ので凄く記憶に残ってる話。ちなみに高校生の頃。
葵「~~!!」
翼「~~!!」
葵「~~ってんだろ!!」
翼「あ?~~~!!喧嘩売ってんのかお前!!」
葵「それはお前だろ!!~~!!」
翼「泣かす!!(葵殴った)」
葵「っ、……出来るもんならやってみろ!!(殴り返す)」
もうそこからはひたすら殴る蹴る暴言の喧嘩でガシャンガシャン物は落ちるし壊れるし大変でした。
で、流石にやばいと思い仲介に入ろうと部屋に入ったんですけど(それまで部屋の入口で見てた)、もう仲介に入れるような喧嘩じゃなくてですね(笑)
『やめろって!!』
翼「(無視)」
葵「(無視)」
『何が原因か知らんけど、おち』
葵「知らんなら黙ってろ!!」
翼「お前もな」
葵「あ?」
翼「事実だろボケ」
で、この後夏だったのもあって靴下はいてなかった紘が割れたコップのガラスで足切りまして(笑)
痛いのと喧嘩も止めれん情けなさで泣いてしまい(怒ってる2人からしたら泣かれて余計腹立つパターン)収集つかなくなりました。
そんな時に家に来たのが遥翔です。(家が近所)
音で騒ぎに気づいた遥翔母が遥翔を春瀬家に向かわしてくれました。
この時ほど遥翔母と遥翔に感謝した日はないかもしれません(笑)
遥「あ?なにお前ら喧嘩かよ」
遥「で、紘は?どした?なんで泣いてん。」
『はる~△▽□×※~!!』
遥「日本語喋れ(笑)」
遥「おーよしよし。葵と翼に泣かされたんか~。ダメな兄ちゃん達やなあ」
翼「は?そいつが勝手に泣いてるだけだよ。俺なんもしてねーし」
遥「お前らの喧嘩のせいで泣いてる事に変わりはないだろ」
葵「だかろ俺らはなんもしてねーってんだろ」
遥「なんもしてねーっていうか紘が怪我したのすら気づいてねーだろ」
翼「怪我?」
葵「ちっ」
遥「……とりあえず今日はお前らどっちか俺んちこい」
遥「で、紘は稜さんか蓮くんの家行け」
いやほんと遥翔様って感じでしたね。
遥翔が来なかったらどっちかが家飛び出してたと思うしもっと喧嘩が長引いたかも知れなかったです。
結局、翼が遥翔の家に行き葵が家に残り、紘が稜ちゃんの家に行きました。
紘まで行く必要あるか?ってことなんですが冷静じゃない2人のどちらかと紘が家で居たら余計喧嘩酷くなりそうだから、との事でした(笑)
紘は稜ちゃんの家に行き、ひたすら泣いてましたw
やっぱり怪我が痛かったのもあるし、何より2人の喧嘩を止めれなかったっていうのが強かったです。
大抵の人は気づいたかも知れませんが、紘は2人は一卵性なのに自分だけ二卵生で女っていうのが凄く嫌でした。昔よりマシにはなったけど今も嫌です。なのでこの時もそういう感情が混ざって泣いてたと思います。
稜ちゃんは紘がそういう感情を持っている事を知ってるんで(葵と翼には言ってない)横でひたすら慰めてくれてました。
稜「紘が男になって三つ子全員男になるのも面白いかも知れんけど、そしたら今の紘はおらんくなるんで?それは紘の兄ちゃんとして嫌やなあ」
もうね。
最低な事を言ってるのも分かってるし、こんな事言って親にどんな気持ちさせたんだって情けないって思うんですよ。でも紘が男だったらっていうのを考えてしまうんですよ。この事考えてたら頭の中がぐちゃぐちゃになるんです(笑)泣きたくないのに泣いちゃうんですよ(笑)
引きますかね(笑)兄弟に執着しすぎだろって(笑)
引いて大丈夫ですよ(笑)紘自身も引きますし(笑)(笑)
でも、ふとした時にそういう感情が爆発するんですよ。頭おかしいですね。
話ズレましたね。戻します。
喧嘩の理由は知りません。教えてくれませんでした(笑)
次の日の朝、家に送ってもらうと頬にガーゼつけてた葵と会いまして顔の腫れ具合に笑いました。
で、着替えてる時に見えた体にも沢山痣あって痛そうでした(笑)
『葵にあそこまで強く怒鳴られたのはじめてかも』
葵「え、ごめん」
翼「お前は紘に甘いんだよ」
葵「盛大なおまゆう」
『あの時は遥翔カッコよかった』
遥「いつもカッコイイの間違いだろ」
『ベストオブ遥翔』
遥「日本語話せ」