よん (19/30)



1度だけ、

本当にたった一度だけ

"俺らのオトウト、イモウトがお前らで良かった"

って言われたことがありました。


確実に


異母弟オトウト、異母妹イモウト


でした。

もうね、兄妹なんだから当たり前やん!!
って感じですよね


なんだそれって
私達はずっと兄妹だったじゃないか!って

なんかもう悔しくて泣きたくて
でも本人の前でなんて泣けなくて


3人で部屋戻って泣いてました。


"泣き顔ブスだぞ泣きやめよ"
なんて泣いてる翼が

"なんか悔しいな"
って辛そうに葵が笑って


言ってしまえば、
稜ちゃんと蓮くんには
異父妹イモウト、異父弟オトウトも居るわけで


ふたりと、

稜ちゃんと蓮くんと、

話したことも
一緒にご飯食べたことも
お風呂に入った事も
遊んでもらったことも
会ったこともないような2人と

同じ括りになってしまった悲しさと

ずっと事実を知ってた2人は
そんな思いで三つ子と

"キョーダイ"を

続けてきたのかっていう悔しさと

もしかしたら、
2人はあの女の人の所に行ってしまうかもしれない
っていう恐怖で

ずっと泣いてました。


泣いて泣いて泣きつかれて

3人並んで寝落ちました。
知らず知らずお互いの手を握って。


目を覚ますと

翼の奥側に蓮くんが

葵の奥側に稜ちゃんが

大好きな兄2人が
三つ子を挟むように寝てて

顔には泣いた跡があって

でも2人の手は

それぞれ葵と翼に繋がれてて

空いた手は真ん中に居る紘にあって



ちゃんと兄妹だって、

血が半分しか繋がってなくても、

母親が違うくても

私達はちゃんと兄妹なんだって




なんかまた泣きそう