胎児のゆくえ (10/10)

少し解説。


「甘橋さんの正体や、
黒焦げの遺体は誰なのか」

という質問が多いので、
少しヒントを並べておきます。





黒焦げ遺体は誰

ヒント。
黒焦げ遺体はヨシキではなかった。
物語後半で登場した人物が利用された挙句
174ページ以降に甘橋さんと関係があった人物。





甘橋さんとヨシキの関係は
(こちらは解った方も多いんじゃないでしょうか)

ヒント。
万里子が甘橋さんが写っている写真を見て、ヨシキは死んだのではなかったのだと気付いたようです。
甘橋さんの性別は
2人は別の人物ではなく




これでお分かりでしょうか。


作品をざっくりまとめると、
姉(奈子)を妊娠させた男に弟(ヨシキ)が復讐するという話です。


琴音に万里子を奪われた形となったヨシキが、その仕返しとして琴音からみのりを奪うという復讐も含まれていたと最後に判明します。
それが物語序盤の展開だったということです。
甘橋さんの正体がわかれば、みのりを襲ったカラクリもわかりますよね。


結末を踏まえて読み直してもらうと、より深く楽しめるのでは?と思います。

以上、解説でした!