メリーさんと私 (6/6)


数時間後、電話がかかってきた。


「私、メリーさん。あなたの家の隣のおばさん家の前にいるの」

「あ、やっと話が終わったのね?」

「夜も遅いから、今日は帰るわ」

「え、帰るの!?すぐ隣なのに!?」


メリーさんだよね!?帰っちゃっていいの!?


「また来るわ。あ、ご飯とかはドアの前に置いておくから」


ドアの前に置くんならもういっそ来てよ!背後に来てよ!メリーさんでしょあなた!?

電話は切れた。

ドアの前には、パンパンになった袋が置いてあった。