金 麗 (46/62)




その帰りは翔の家に 行った。
遊び目的ではない。

もちろん フクシュウのためー


「とりあえず、私のことをめちゃくちゃディスって、橋本に虐め参加を強要してね」

「おう、あいつに言うことは全くの嘘だからきにするなよ?」

「もちろん!」



電話の音声が聞こえるようにスピーカーをつけておく。さあ、成功するだろうか?緊張の一瞬だ。


プルルルル……


「あ、もしもし桐香?」

「翔!どしたの~??」

「今友達んち来ててさ 友達が買い物行っちゃったから暇で電話かけた」

「まったくもぉ~かわいいなぁ!」


本家の彼女だけどな。