0015 台東 フジコ (14/58)
SCMであんたの奴隷になったとしても、どこかでそれを望んでいたのかもしれないとさえ思う。
ああ!世の中の、私とあんた以外の全て!滅びればいいのに!
私は心の奥底の泥の沼で、手をかざしてあんたを想っているの!
私の全てがあんたを求めているの!
ああ!シンノスケ!
あんたに早く会いたいよ!
私とあんたが竜巻の中心となって、私とあんた以外!
吹き飛べ全て!!
「らっあ!クソメガネ!」
文京さんの声で私は我に返る。
私ってば、これからリュウオウ派閥の連中と勝負をする時なのに、夢中でシンノスケの事を考えていた。
「どっわい!殺してやるからそこにいろ!クソメガネ!」
文京さんが叫んでいる向かい側の相手。
見覚えがある。
彼が中央アタルね。
文京さんはノシノシと鬼みたいに、プールの向かい側へ回り込んだ。
「止めないんですか?」
杉並さんが私を見る。
「なんで?」
私が一言そう言うと、杉並さんは黙った。