0021 千代田 マリヤ (38/85)
キヨゼロは週に2日程度、夜になるとぼくの家に来ていた。
そしてSCMについての話をしてくれる。
ぶ厚い説明書を持ち出して、中脳がどうとかドーパミンなんとか性とか。
現実味がある反面、恐ろしく難しい話をしてくれる。
本人も他人の受けうりらしく、ぼくにとっては尚更ちんぷんかんぷんだった。
そんな中で、やっとSCMの基本的なルールを覚えた頃。
彼は4つ目の反応色、黒の話をしだした。
「重要なの?その黒反応って」
奴隷でもフリーでも主人でもない第4の反応、黒。
所有者たちにとっては混乱を招く反応らしいけど、ぼくにとってはふうんって感じ。
重要なの?そんなに。
ぼくの質問に対して、ソファーに座っていた彼は涼しげな笑顔で言う。
「分からない けど敵にとって重要なことを押さえれば 逆転のチャンスだろ?」
まあ、確かに。
リュウオウは謎の黒反応を調べる為に、ある高校に奴隷を潜入させている。
そこで2つ目のイベントが起きた。