0017 江戸川 リュウオウ (31/58)
今日は全てにおいて動きが多い。
SCM所有者の間で、何かあったのか。
「あいつも 呼んだんすか?」
タイジュ、いやナスカは驚いた様子でそう聞いてきた。
「いや 呼んでない」
あいつ、何でここに。
「またウジャウジャとお!ザコばかり沸きおって!」
そこに現れた男は風に髪をなびかせて、不敵に笑う。
品川ゼロだった。
僕と似た猫っぽい髪質の間から、まつ毛の長い瞳が見える。
「探したよ リュウオウ」
ゼロはそう言いながら、ゲッコウの横を通り過ぎ、タイジュと僕の目の前にやってきた。
「あんま会った事無いけど 雰囲気変わってないすか?」
タイジュが不思議そうに呟く。
「3日経てば幼子にもちんげが生えるとゆーだろ?」
訳の分からない下ネタを言いながら、ゼロはナスカを見る。
「えっと 君は」
女装したタイジュを見るのはゼロも初めてか。