5日目 (10/12)
蓮見「あ、大変だったみたいだな」
『ああ…昴さんから聞いたの?』
兄に出くわしたこと、
蓮見「良かったよ、何も無くて。
まあ昴に危険信号付けておいたから何かあったら俺もかけつけられたけど!」
『でも…兄だよ?
蓮見くん、前にあんなことあったのに怖くないの?』
蓮見「怖くねーよ、別に。
お前に何かあった方が怖いわ」
『へ?』
蓮見「は?」
蓮見「いいい…っ///今の取り消せ聞かなかった事にしろ分かったな!?」
ボンッとまるで湯気が出たように
耳まで真っ赤にした蓮見くん。
え、誰!
この可愛い生き物は誰なの!!
昴「洸太ー洗濯物たたんで…って
どうしたの!?病気!?」
蓮見「ちげーよ!」
昴「違うの!?
でも、顔真っ赤だし…熱があるのかも」
蓮見「ああああ触んな!
まじで大丈夫だから!!」
昴「…心臓の鼓動がいつもより速い」
蓮見「…別にいつも通りだよ!!」
昴「洸太、ドキドキしてる」
蓮見「!!」
昴「……星に、ドキドキしてるの?」
『違いますよ昴さん!
いつも言わないようなこと言ったから蓮見くんは恥ずかしくて、ドキドキしてるだけですから!
ね?蓮見くん!』
蓮見「そ、そうだ!
大体こんなブスに俺がドキドキするワケねーから!!ははっ!」
昴「…そう?ふうん」
昴さんは
まあいいや、と言って持っていた洗濯物を畳み始めた。
***
昴「洸太も手伝ってね」
蓮見「ええ~…だる、」
昴「手 伝 っ て ね ?」
蓮見「……はい」
昴「あとね、洸太。
星のこと可愛いって思っているクセにブスブス言うの、やめたら?」
蓮見「ぶふッ!は、はあ!?」
昴「僕に誤魔化しは効かないよ?」
蓮見「お前なあ~~」
なんでこいつ…
無駄に鋭いんだよおお!!!
星「(掃除掃除掃除掃除掃除)」
星は掃除し始めるとスイッチが入るタイプ
※ちなみに お風呂掃除中