ケース3 (20/20)

20年後


今、私は雑誌の編集長を任されています。


週刊誌なので毎日が大忙しです。


芸能界を引退してから私はあのお店の事を調べました。


それでもなにも得られることがなく、記者になりました。


いつかあのお店の情報が手にはいるかもと思ったからです。


母の死からもう20年。


母の手元にはケーキがありました。


私の誕生日パーティー用でしょう。


私は、あの店のせいで、母と大好きな歌と夢を失いました。


今でもあのお店に入ったことを


あの商品を買ったことを後悔しています。