ケース3 (10/20)

そんなことを考えながらスタジオに向かう途中。


「ここ、廃ビルじゃなかったっけ?」


そこには 「愛」売ってます と書かれていた。


私は何かに吸い寄せられるようにお店のドアを開けた。


「いらっしゃいませ」


なかには品のあるオジサンがたっていた。


高そうなお店だが入ってしまったのは仕方ないとショーケースを見て回った。