ケース3 (5/20)

「はい?もしもし」


「美紀大変だ!」


電話はマネージャーからだった。


いつも落ち着いているちょっと太ったオジサンがなにやらテンションが高い。


「なんですか?」


私は週刊誌やなんやじゃないかとヒヤヒヤしながら聞いてみた。