三人目はどうなるんだろ (11/16)
私の望み?
んまあ、望みはただひとつ。
でもこんなんで本当に
叶うのかな。
まで誰にも言ってなかった
胸の内を話す。
「こんな事本当は言いたく
ないんだけど....
私の彼氏ギャップ男を
かっこよくして下さい。」
言っちゃったよ。
「了解です。
あなたの望みは
‘‘彼氏をカッコ良くしたい’’
ですね?」
そう冷静にいい
また静かに喋り出した。
「今から言う条件を
よく聞いて下さい。
今回のあなたへの条件は
‘‘彼氏の宝物のルルちゃん
グッズを壊す’’です。」
え?私がギャップ男の
大切なルルちゃんグッズを
壊すの?
そんなの無理!
ギャップ男がルルちゃん
好きなのを世界で一番
知っている私が?
パァァァァァァァァーーー
急に辺りが真っ白の光に包まれる。
私は意識がぼやけていく中で
小さなはっきりとした
声を聞いた。
「夢ゲームは人生で一度切り。
成功したら幸せな未来が、
失敗たらこの先地獄よ?
せいぜい頑張って。」