第3章 (15/15)
ロックNo




家のチャイムを鳴らす。

「はーい…あっ…栄介くん」

「こんにちわ」

深く頭を下げた。


「どうしたの??どうぞあがって」

「ありがとうございます。おじゃまします」

招きいれられリビングにいきソファーへ腰を下ろした。


「それで…今日は…?」

「あの単刀直入に聞きます」

「ええ」

瑠花のおかあさんは首をかしげた。

「瑠花は一人っ子ですよね?」


俺は見逃さなかった。
瑠花のおかあさんの顔が
少し強ばったのを。