人の心の本音が聞こえるんだが…

～6時限目～

5時限目は相原とは違う授業だったので6時限目で観察することにした。


葵『あっ…。消しゴムが…』
【ふふふ…消しゴム落として亮太くんが取ってくれる作戦なのだ】


俺『……』
気づかないフリ気づかないフリ


葵『あいてて…。昨日ビ◯ーズブートキャンプのやり過ぎてとれないな…。誰か取ってくれないかなぁー』チラっ
【亮太くん気づいてない？】


俺『……』
知らん知らん


葵『誰かとってくれないかなぁ！！りで始まって、たで終わる名前の人とってくれないかなぁぁ！』
【これでどうだ！あれ？】


俺『……』

し…知らないフリ…知らないフリ…


葵『だーからぁー『うるせぇぇぇぇぇ！』


俺『とればいいんだろ！と、れ、ば！はいどうぞぉぉぉ！』

授業中だぞ？今は！


葵『早く取ればいいだよ…地球のゴミが』
【きゃ(*/ω＼*ヾ)亮太くんと喋っちゃったっ。てへ☆】


もう本当なんなの？
この子！？


てか…俺のこと好きなのか？
まさかな…はは。


相原葵は観察した結果
変人だった。